規制開始前にCNドメインを複数年契約で取得されているところは、現状でもCNドメインをご利用頂ける状況ですが、更新時に中国国内に企業登記されていない場合、該当ドメインが自動的に失効となってしまいますため、注意が必要となっております。
新規取得に関しては、上述の通り中国国内に企業登記されていることが必須条件となっておりますため、日本国内または中国(香港マカオを除く)国外でのみ企業登記されておられる事業者様は、CNドメインを取得できない状況です。
このため、いくつかの事業者ではCNドメイン代行登録など行っているところもあるようですが、この場合は別の企業名義で取得するなど、正規の登録申請ではなく、お客様の名義による取得ではないため、トラブルが多くあるようです。
弊社では中国国内に事業登記されておられるお客様に対して、CNドメイン申請の手続き代行などを行っておりますが、基本的に国内に企業登記されてお られないお客様に対しては、上述の理由により、お客様にたいしてのメリットが少ないばかりでなく、コンプライアンスに照らし合わせた際にお客様側のリスク が多くなるため、CNドメインの取得代行はお断りさせて頂いております。
しかしながら、中国国内のかなりの事業者は、CNドメインよりCOMドメインを利用する傾向が非常に多く、ここ最近においてもCOMドメインでの運 営事業者が多数となっております。また、日本の場合「JPドメインによるオフィシャル感」というイメージが大変つよいためか、中国においてもCNドメイン ありき、という形で進められるケースが多いようですが、中国の消費者は日本の消費者と異なり、CNドメインだからオフィシャル、というイメージは日本ほど 大きくないようで、より自由度の高いCOMドメインにて運用されるお客様が圧倒的に多い状況です。
また、中国国内に企業登記されておられないお客様は、中国国内におけるウェブページ開設などは経営性および非経営性ICP取得条件から外れてしま い、法的に不可能であるため、弊社の場合ですと必然的に香港サーバーをご提案させて頂いております。その場合ですと、よりCNドメインにおける運用意義が 薄れてしまいます。