使いつぶす気満々の激安ファブレットを使い倒す!

前回までは、酷比魔方のTALK7Xに関して、選定基準からパッケージが到着するまでの状況を見てきました。今回では早速電源を入れて、どのように筆者の好みのカスタムにしていったのかを見てみることにいたしましょう。

素の状態のUI。割ともっさりした感じのUIだが、動きはきびきびしている。

素の状態のUI。割ともっさりした感じのUIだが、動きはきびきびしている。

素の状態のUIなどはこんな感じです。UIはタブレットUIではないため、ちょっと間延び感がありますが、これはこれで素でアリなのかなとも思います。日本語が入っていないため、中国語か英語で先ずは使っていきます。

ここで一つ問題が。日本語は入っていないことを前提として購入していたので、特段日本語がサポートされていないのは気にしておらず、MoreLocale2を入れて使えばいいや、程度にしか思っていませんでした。ところが、Andoroid 4.2以降は、言語設定のファイルへのアクセスがかなり規制されてしまっており、root化するかTALK7XをSDKをWindowsパソコンにいれてadbコマンドをたたかないと行けない、という二つの選択をどちらにせよ選ばないと行けない状態になりました。

とりあえず、先ずは先人の知恵をネット経由でお借りするべく調べていくと、大凡同じ情報にたどり着くのですが、「GalaxyS4のグローバル版を日本語化する方法」にたどり着き、こちらの方法で試してみることにしました。それで、試してみたところ、どうやらこれは、パソコンにスマホのドライバが乗っている状態で認識されていないといけないようで、TALK7Xはそんなドライバが落ちているわけもなく、何度か試行錯誤してみたところ、この方法ではどうやら無理そうだということが分かりました(デバイスが見つからない、一点張り)。

それで、残る方法はROOT化しかないため、ROOT化するに当たって何か方法がないかと考えていたのですが、以前から噂に聞いていたROOT大師と呼ばれるROOT化キットを使用することにしました。中華ファブレットは中華ソフトでやるのが一番よいでしょうし。中でも中国で一番よいとされているのがバイドゥー(百度)のAndroid応用にある「ROOT大師」が一番良いとされており、ショップの人も結構使っているようです。使ったことがないので詳しくは分からないのですが、AndroidControleと似たような物だと思います。これは、パソコンにも「百度手機助手」というソフトウェアをインストールしてから使うことになっているのですが、この「百度手機助手」がかなり使い勝手がよいと評判になっているようです(iPhoneに対するiTunesのような位置づけ)。ほぼ全ての中華スマホ、中華PAD、中華ファブレットをカバーしています。中華系端末ファンは、プライベートで使う分には、入れて置いて損はないソフトだと思います(何かあったときの保証はしかねます)。

百度手機助手の画面。結構良くできています。

百度手機助手の画面。結構良くできています。

ここから少しドハマリが。。。。。
私が普段使用しているマシンはMacBookAirなのですが、この百度手機助手はWindowsしか対応していないため、自宅の日本語版Windows8(64bit)のノートパソコンにインストールしてみました。ところが、どうやら64bitのWindowsには対応していないようで、動いている振る舞いしかしてないことに気づき、これを発見するのに30分くらい試行錯誤してしまいました。自宅にもう一台ある、英語版Windows7(32bit)に「百度手機助手」をインストールしてみたところ、すんなりとインストールが完了。どうやらウワサを見ていると、Windows8でも32bit版なら問題なく動くようです。TALKX7のドライバーも、どこからか勝手に拾ってきてくれ、プラグ&プレイで認識してくれました。

ROOT大師の画面。

ROOT大師の画面

無事に百度手機助手がTALKX7を認識してくれましたので、百度手機助手からROOT大師をTALK7Xにインストールします。この作業自体は一瞬で終了しますので、インストール完了後、TALK7XにインストールされたROOT大師のアイコンをクリックします。アプリ内にある一鍵ROOT化をクリックし、ROOT化を行います。ROOT化は15秒程度程度、可能かどうかを判断した上で行っているようです。

ROOT化が無事に完了してから、MoreLocale2をインストールします。中国国内からは、最近GooglePlayに接続しにくくなっていますので、VPNなどをご利用になられている方は、TALK7XにVPNを設定された方が、よりスムーズにインストールすることが出来ます。MoreLocale2インストール後、MoreLocale2画面より日本語を選択肢、ロケールを日本語にします。

しかしながら、元々サポートされていないせいか、完璧な日本語環境にはなりませんが、中途半端な日本語環境ながら、中華フォントにはならず、きれいに日本語が表示されます。まぁ値段相応で使い倒して使いつぶすのが目的ですし、この程度であれば十分だと思っています。それにしても、割とあっさりここまで来てしまいました。でも、ちょっとこの鈍くさい感じのUI、なんとかならないかな、と思っていたところ、以前個人的につかってみて非常にしっくり来たNOVA Launcherを思い出し、早速入れてみることにしました。

NOVAランチャーを入れてみると、スッキリしたUIになって、使い心地も良い。

NOVAランチャーを入れてみると、スッキリしたUIになって、使い心地も良い。

ランチャーアプリでは結構定番になっているようですが、無料版有料版の双方がでています。私は無料版のみ使ってみることにしています。ホーム画面のグリッドをカスタムすることで、ホーム画面に表示出来るアプリの数をだいぶ変えることが出来るのが特徴的で、ホーム画面のアプリの名前の編集やら削除やらアンインストールやらをアイコン単位で行えるのもかなり便利です。TALK7Xでも特段問題なく、サクサク動いていますので、今後も暫くこれで使ってみようかなと思っています。現状まだ使い始めですが、左のスクリーンショットのような感じで使い始めています。なかなか快適に使うことが出来ています。

続く