使いつぶす気満々の激安ファブレットを使い倒す!

初めて買ったGSM携帯、Nokia 5100。シンプルで良い携帯だった。

初めて買ったGSM携帯、Nokia 5100。シンプルで良い携帯だった。

思えば中国に来てから、いろんなケータイを使ってきました。2008年12月にiPhone3Gを使い始めて以来、以後基本的にはスマホがベースになっていますが、それまではSymbian OS派だったので、Nokiaのケータイを好んで使っておりました。

初めて買ったGSM携帯が1998年に購入したNokia 5110でした。当時はまだリリースされたばかりの機種でしたが、900MHz固定バンドだったにもかかわらず、結構こなれたケータイで、GSM900MHz対応エリアに赴くときは、こればかり使っていました。かなりラフに扱ってもびくともせず、快適に使うことが出来る通話専用ケータイになっていました。

最後に使ったノキア携帯N93i。これも本当によいケータイだったが、ヒンジがネックになってしまった。

最後に使ったノキア携帯N93。これも本当によいケータイだったが、ヒンジがネックになってしまった。

それ以来、GSMケータイは、基本はずーっとNokiaばかりで、最後のNokiaケータイはN93でした。業界初の300万ピクセル光学ズーム搭載のケータイで、結構重宝したケータイだったのですが、ヒンジが緩くなってきたため、2008年にN95を買おうとしたのものの、あまりの電池の悪さ故に悪評が立っており、そのまま2008年12月にiPhone3Gを入手して以来、スマホの世界に入ってしまいました。

これまでのスマホの遍歴は、iOSでは、iPhone3G、iPhone4、iPhone5S、AndroidではHTC G1、Motorola Droid、Sony EricssonのLT18i、SONYのLT28h、その他一部ありましたが、大体こんな感じでした。わりと物持ちが良い方ではないかと思っています。

筆者はメインにチャイナモバイルのiPhone5Sを使用しており、プライベート用にLT28hを使用しております。iPhone5Sは非常に調子がよいのですが、LT28hの電池の持ちが悪くなってしまい、何度か工場出荷状態にしたり、アプリを整理したりしていたものの、どうにもこうにも行かなくなってました(電池交換も固定式のため結構な金額がかかる模様)。そこで、前から興味のあったファブレット(Phablet)に手を出してみることにしました。選定に当たっては、独断と偏見で下記のような条件をリストアップしました。

1)こみこみ500元(人民元)以内(無理を承知で)
2)WCDMA+3Gがつかえること(チャイナユニコムSIMのため)
3)ある程度(中国で)名の知れたブランドであること
4)出来れば4コア
5)ROOT化できること
6)カメラの画素数はこだわらない
7)OSはジェリービーンズ(4.1)以降。
8)LTEは初めから考えていない

上記の根拠としては、下記の通りです。

1)ダメもとで出せる金額としての限界かな、という基準で。
2)現状使っているSIMがチャイナユニコムのWCDMA3GのSIMであることから。
3)名の知れない山寨スマホは電池の質(爆発など)などで不安があるため。
4)出来ればコア数が多い方がいいだろうという単純な気持ちから。
5)中国国産中華PADは、GooglePlayや日本語対応がない場合が多いため。
6)iPhoneと併用しているため、写真撮影は殆どiPhoneで行っているため。
7)はネットワーク関連が4.0よりかなり改善されているため。
8)中国ではどのキャリアもTD-LTEしか4Gが開通していないため。

といったところです。また、プライベート用途でしか使わない、という割り切りで考えているため、業務には、iPhone5SとiPadMiniのみを使うこととし、今回購入する中華ファブレットは一切使わないことを前提としています。

激安ファブレットの販売画面。マジで399元だ。

激安ファブレットの販売画面。マジで399元だ。

色々と淘宝で調べていたのですが、印象が最も良かったのはASUSのFonePad FE7010CGでした。ただし、価格が700元と予算を大幅にオーバー。加えて百度で色々と調べてみたところ、ROOT化に当たって文鎮化している例がチラホラ見られたことから見送ることに。その他もLenovoやHisense(海信)、Ordro(欧達)などのブランドからファブレットが出ているものの、どれも価格は高め。ということで、圧倒的なコストパフォーマンスにより「酷比魔方 TALK7X(U51GT_C4)」を選択することにしました。

スペックは、
OS:Android4.2
CPU:MEDIATEK MT8382(4x ARM Cortex-A7)
RAM:1GB
ストレージ:8GB
SIM:デュアルSIM対応(WCDMA3G+GSM)
カメラ:裏:200万画素、表:30万画素
液晶:7インチIPS液晶(1024×600)
その他:重力センサー、Bluetooth、GPS 、FMレシーバーなど
価格:399元(最近のレートでは6500円くらい)

発注翌日直ぐに届いたTALK7Xのパッケージ。最近みんなこんなパッケージだね。

発注翌日直ぐに届いたTALK7Xのパッケージ。最近みんなこんなパッケージだね。

酷比魔方(CUBE、またはACUBE) は、 深圳市欧度利方科技有限公司のブランドで、主にタブレットやスマートフォン、それらの周辺機器メーカーです。最近ではWindows8タブレットなども発売しているようです。

で、発注の翌日に届いたTALK7Xが左図のこれです。思ったよりも早く到着したのでびっくりしてしまいました。まぁ北京市内の販売者から北京市内に宅配便で送っているので当たり前と言えば当たり前ですが。届いたパッケージを早速開封していきます。

なんかこう、今時のスマホやタブレットのパッケージは、みんなこの形になっていますね。やはりiPhoneが始めたこのスタイルに、みんなインスパイアされているんだろうなと思います。昔ガラケーなどをかった時は、こんなパッケージは殆ど無く、分厚い取扱説明書に所狭しと並べた充電ケーブルやクレードルなどが詰め込まれていた物でした。このTALK7Xのパッケージは、見た感じ小米のパッケージを参考にしているのかも知れません。

割とサッパリかつ機能的に収納されていたパッケージ。なかなか好感が持てる。

割とサッパリかつ機能的に収納されていたパッケージ。なかなか好感が持てる。

内容を見てみますと、激安メーカー品とはいえ、一応それなりのクオリティを保っているようです。ただし、ボディーは非常にプラスチッキーなかんじですが、昔の中華パッドのように、へんなバリなどもなく、製品感としては値段相応以上だと感じています。保護膜などがないと、直ぐにヘアラインなどが入ってしまいそうではありますが、値段が値段ですから、わりとラフに使いつぶす感じでも良いかな、と思っています。以下、写真を貼っておきます。

(次回に続く)

手にとって持った感じ。手は大きい方だと思うが、さすがに片手での作業は難しそうだ。

手にとって持った感じ。手は大きい方だと思うが、さすがに片手での作業は難しそうだ。

TALK7Xの後ろ側。思いっきり中国語で酷比魔方とかかれている。なんか保護膜とかつけられないかな。。。

TALK7Xの後ろ側。思いっきり中国語で酷比魔方とかかれている。なんか保護膜とかつけられないかな。。。

ちなみに宅配便で遅れられてきたときには、GIGABYTEの基盤の箱に収められて送られてきた。まぁ中国でガジェットを発注したときには良くあることです。

ちなみに宅配便で遅れられてきたときには、GIGABYTEの基盤の箱に収められて送られてきた。まぁ中国でガジェットを発注したときには良くあることです。